Last Updated on 10月 7th, 2019, By
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App Security with simple coding practices

現在、多くの人がスマートフォンを銀行業務や検索、ショッピングなど様々なオンライン取引に利用しています。このような傾向は今後も続くでしょう。しかし、今まで、インターネットトラフィックの約4分の3がモバイルプラットフォームにより発生しています。トラフィックが膨大なだけに、機密情報を盗む脅威や攻撃も多発していますが、残念なことに、モバイル環境には多くの脆弱性が存在しています。

セキュリティニュースメディアによると、モバイルアプリの75%が脆弱性を抱えています。ハッキングの脅威から逃れ、モバイルアプリを保護するために、様々な措置が必要なことは明らかです。しかし、落胆しないでください。簡単な開発関連プロトコルにしっかり従えば、ほとんどのセキュリティホールを除去することができます。

コードベースのセキュリティ

モバイルエコシステムの脅威と脆弱性を処理する最善の方法は、積極的に前もって対応することです。モバイルアプリを開発する過程で、コードベースのベストプラクティスを検討し、積極的に反映させれば、後にこのアプリは未来価値を保障するのに大きく役立つでしょう。問題が発生してからパッチを通して解決するのではなく、事前に様々な角度からアプリに影響を与える環境を仮定し、これに対処するベストプラクティスをベンチマーキングし、アプリ開発時にこのアプローチが反映されるよう開発文化を育むことが、より効果的であり重要です。このような積極的な方法論は、アプリ内で使用される重要なデータを保護し、脆弱性を迅速に処理することで、顧客の信頼を維持します。

アプリデザインと直感的なユーザーインターフェースの提供とともに、アプリセキュリティはアプリ開発と品質解析プロセスにおいて、もっと重要視される必要があります。「100%安全」というスローガンを掲げることができるアプリケーションの製作は不可能ですが、だからといって、攻撃を受け易い部分に対する対処を怠たり、又はセキュリティ機能の理解と具現化に多くの時間と労力を費やさないことは、大変危険なことです。この過程は、アプリの性能に否定的な影響を与えずセキュリティを保護する良い事例を参考にすれば、さほど難しいことではありません。

開発チームが今すぐ具現化できるセキュアコーディングのベストプラクティスは、下記のとおりです。

  1. コード難読化の具現化
    これは、アプリの機能または論理の流れを隠すことで、ハッカーが理解して改ざんできるエリアを減らす、最も基本的なリバースエンジニアリング防御技術の一つです。開発者には、JavaよりもC/C++がお勧めです。Javaはコンパイルされたバイトコードを解読し易い反面、C/C++はコンパイルされたコードを理解するのが比較的困難だからです。デバッガとエミュレータなどでアプリのプロセスと低レベルなランタイムコードにアクセスできないよう措置を講じなければなりません。
  2. 適切なセッション管理とデータ暗号化技術
    ランタイム時にユーザー認証を必ず実行し、アプリの重要な機能にアクセスする様々なセッションを適切に管理しなければなりません。アプリで作成・使用するデータは、必ず暗号化してから保存しなければなりません。データ暗号化は、アプリセキュリティの向上において最も効果的な方法です。AES-256などの強力な暗号化アルゴリズムとネットワークセキュリティを通して信頼できるセッションでセキュリティ通信が行われているか、常時チェックしてください。
  3. クラッシュレポート機能とコードベースの統合
    開発段階で予想外のクラッシュが発生しないアプリはありません。開発サイクル中、クラッシュは細かくモニタリング・解析されます。これは、アプリのセキュリティバージョンの発展に役立ちます。バグは、ハッカーがアプリのコア情報またはIPにアクセスするためのルートとして使用されるため、開発段階でクラッシュを除去することは、非常に重要です。
  4. 改ざん防止技術の適用
    悪性コードが挿入されたアプリは、ユーザーの会社に対する信頼を永久に傷つけ、サービスに対する忠誠度を低下させます。そのため、アプリの整合性の維持に大きく役立つ偽造・変造防止技術と変造検知技術の具現化は、必要不可欠です。アプリ構成要素のチェックサムの確認やハッシュ値のチェックなどのプロセスを必ず行ってください。アプリの変造が容易なエミュレータ環境と改ざんに必要な情報獲得プロセスであるデバッグ行為の検知機能が必要であり、これらの行為が検知された場合は、それ以降アプリが実行しないよう措置を取らなければなりません。
  5. 内部データストレージ
    できるだけ個人情報はアプリ内ではなく機器の内部ストレージに保存しましょう。こうすることで、他のアプリはこれらのファイルにアクセスできず、攻撃が発生しても悪用されるおそれがなくなります。
  6. キャッシュ管理
    センシティブなデータはキャッシュ処理しないでください。WRITE_EXTERNAL_STORAGE権限を持つアプリは、キャッシュされたデータにアクセスできるため、キャッシュする対象と許可していない対象を二重確認することが重要です。

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